ちゃらんぽらん日記

日々のあれこれ

読書

幸せとは何か考えたときにいちばんに顔が浮かぶ人

とても久しぶりに雑誌を買って熟読しています。 クロワッサン 2018年1月10日号 No.964 [ともに歩む作法、捨てる作法。] [雑誌]出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2017/12/25メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る これ。私は昨年末に離婚した…

はじめてのクッキング

はじめて息子といっしょに料理をしました。 こどもキッチン、はじまります。: 2歳からのとっておき台所しごと 作者: 石井由紀子,はまさきはるこ 出版社/メーカー: 太郎次郎社エディタス 発売日: 2017/09/13 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 図…

もっともっと甘やかそう

息子は2歳も目前になり、イヤイヤが増えてきました。自分の思い通りにならないと駄々をこねることが多いです。そんな息子の欲求に寄り添いたい気持ちがありながら、そういつもはできないことにいつしか私は悩むようになりました。息子には、自己肯定できる…

浮かんでは消えていくことごと

私は自分の中にある何かを揺さぶってほしくて本を読むのかもしれない。それは畢竟、書きたいから読むということなのかもしれない。 夕方、JAから中学校の裏を抜けてスーパーへと車で差し掛かったとき、いつもの風景に奥行があると気づいた。私は普段、平面的…

寂しいとき

息子が寝た。やっとひとりの時間がやってきた。なのになんだかぐらぐらするくらい寂しくて、寝ている息子をおぶって人のいる場所へ行きたいくらいだった。でもこういうときにそうしても満たされないことは経験的に知っている。だいたい寂しいときは手持ちぶ…

惜しい

先日、隣の市にあるカフェで行われたとある陶芸家さんの個展に行ってきた。そこでnui projectの本をみんなで見ているときにその陶芸家さんが「nui projectの作品がとても美しくて色彩が迫ってくるようで、はじめて見た日は目に焼きついてなかなか眠れなかっ…

私が自己啓発本を読むようになった経緯と読んでみての感想

私は20代の頃、自己啓発本を忌み嫌い遠ざけていました。自己啓発本を読む人を鼻で笑うような傾向もある嫌なやつでした。しかし今、自己啓発本を読むようになってみて、それは浅はかだったなと思っています。私は10代であった大学生の頃、お金の管理がとても…

夢を目標に変える方法

『お金持ちになった人が貧乏な頃からやっていること』という本を読みました。お金持ちになった人が貧乏な頃からやっていること作者: 田口智隆出版社/メーカー: フォレスト出版発売日: 2015/10/08メディア: 単行本この商品を含むブログを見る読んでよかったで…

宮本輝『錦繍』を読んで

久しぶりに小説を読んだ。会社の幹部が学生の頃に卒論のテーマとして選んだ小説だと紹介してくれたものが、たまたま本棚にあったのでこの3連休で読んでみた。以下、感想を書く。 読み終えて『錦繍』というタイトルから感じるものは、冒頭の蔵王の、また終盤…

家族・夫婦のあり方

うちの夫婦や家族のあり方について、前にスイセイが言っていた。それは「ドミトリー」という感じだと。言えてるなーと最近よく思う。ドミトリーというのは、安宿の相部屋のこと。何人かの旅行者で同じ部屋をシェアすることだ。それぞれは自分の日々を過ごし…

のろまに見えても真面目にやる

同じ仕事の時間を過ごすのでも、いいかげんに器用にやってしまうのと、のろまに見えても真面目にやるのとでは、得るものの中身がうんとちがう。その時はたいして気がつかなくてやりすごせても、後々、身についてくるものは雲泥の差っていう気がする。私は、…

どういう本が好きかよりもどのような思いでその本を読んでいるかが知りたいと思うことについて。

ひと口に本好きと言っても本好きには色々ある。 私が好む読書に対する姿勢とは、たとえば自らの幼さを知った上でもがき、その苦しさをどうにかしたくてその糸口を本に求めるようなものだ。人によってはそんな読書の仕方は反吐が出るという人もいるだろうけど…

どうして私は本を読むのかということ

『十五歳の残像』という本を読んでいて、十五歳の自分はどんなだったか思い出してみると、していることも考えていることもまったくかっこ悪くて、はじめは少し恥ずかしくなった。でも考えてみれば、恐らく、かっこ悪いから本を読んでいるのだと思う。 どうい…

妊娠したときに読む本

<とりあえず一冊> エッセイ 芥川賞作家が贈る妊娠・出産・育児エッセイ。読んだときは「最高の一冊に出会った!」と思った。当時まだ妊娠中だった私は、著者の妊娠期間のハードさを傍観者が眺めるようにして読み、出産と育児のハードさに怯えたものだった…

不寛容

自分の意見こそが一般的利害を代表しており、自分こそが正義なのだ、という信念が、寛容の心を失わせ、人間を残酷にする。(149頁より) これは、フランス革命における、ロベスピエールの「一般的利害の優越」の論理についての話だ。この論理が、独裁と恐怖…

焦り

今、ミヒャエル・エンデの『モモ』を読んでいる。幼い頃、繰り返し読んだ本だ。先生が、「焦るときにはこれを読むのが一番だよ。」とおっしゃっていたのを思い出して、久しぶりに再読している。 その中で、道路掃除夫のベッポはこう言う。 「なあ、モモ、と…

読書

ここ2年ほど、これまでの人生にないペースでたくさんの本を読んできた。しかし、それが自分の骨肉になっている感覚がまったくと言っていいほどなかった。それが嫌で、「考える」勉強がしたいと、先生にお願いをした。それから5ヶ月あまりが経つが、事態は…