ちゃらんぽらん日記

日々のあれこれ

私の方が可哀相だと主張することの不毛さについて

 人間関係で生じる気持ちはお互いにそれぞれ複雑なものを持っており、どちらがどうだとは誰にも言えないのだから、特に自分の主張を第三者に伝えるときは感情的にならず理性的に考えることが大事だなと思いました。

 元夫との関係において、私はより自分が傷ついたと思っています。だから第三者から私と元夫の気持ちや立場を平等に扱われることが理不尽で歯がゆく思ってきました。しかしそれは私の内部で処理する問題なのかなと今日思いました。と言うのは、私は元夫より傷ついたのだと主張することはおそらく私に何の利益ももたらさないからです。

 私は自分が傷ついたことを周りに認めてもらいたい気持ちがあるのだと思います。それほど傷ついたのだと私は思っています。でもそれは友人などごく親しい人が認め分かってくれたら十分ではないでしょうか。誰も元夫の気持ちを分かることはできません。況や私をやです。いくら私が自分の方がより傷ついたのだと主張しても誰にもそれがその通りだと言い切ることはできないのです。

 離婚を通して、私は自分が損得や利害関係を重視する人間なのだとはじめて自覚しました。新しい自分を発見した気分です。でも、自分の利益のために感情的になることをせず理性的になることを選ぶ、そういう自分が嫌いではありません。