ちゃらんぽらん日記

日々のあれこれ

駆け抜けた春、そして夏

春の初め頃に心を決めて、心一つに走ってきたな、と振り返って思います。新しい自分を見たような気もする。楽しかった、きつかった、まぶしかった、ワクワクした、ドキドキした、不安だった、いろんな感情を抱きました。

結果、私は一筋の光を得ることができました。夢を持ってそれを形にしようと動き出したなら、必ず得られるものがあるのだなあと。思いもかけず選択肢が2つもあって、3つや4つにもなったりして、それはありがたいものではあるものの、だからこそ悩み迷いました。だけど、結果、いちばん自分らしい答えが出せたかなあと。

いまはほっとしています。この道を選んだ自分に。無理をし続けることを選ばなかった自分に。やたら前向きに似合わないことをするのではなく、ほがらかに前を見て隣の人と小さく笑って生きていけそうな見通しに。

選択肢の決め手は何だったのだろうか、と振り返ると、いろんなものがあります。息子のこと、ワクワクするということ、いろいろあるけど、結局は「人」だったなあと。この人と一緒にいたい、この人たちと動いてまちを作っていきたい、という思いはどちらの選択肢にもあったけど、それぞれの質は全く違うものでした。結局、私はこのまちの人が好きだったんだ。

会社を辞めて、いろんなまちの人たちと出会いました。いろいろな活動を通していつの間にかまちの人が大好きになってたみたいです。前向きにどん欲に熱く、そういうのも魅力的だけど、労働者のまちで、生活することが中心にあるまちで、それでも文化的なものをあたためて灯火を守るかのように受け継いできた人たち。それに触れることは、ここが私の居場所だなと思うことでもありました。そうか、ここは私のふるさとなんだな。そうか、ここは私のふるさとだったんだな。

方向性が決まったので、これからは、これまで増やしてきた選択肢を一度整理して削ぎ落とす作業をしようと思います。余白を作って、充実したものでまたそこを少しずつ埋めていくような作業です。

生きているってうれしいなあ、好きな人たちと共に生きるって素敵なことだなあ、そんなことを思う朝です。