私が思う母親の大変さについて
妊娠したときに読む本
<とりあえず一冊>
エッセイ
芥川賞作家が贈る妊娠・出産・育児エッセイ。読んだときは「最高の一冊に出会った!」と思った。当時まだ妊娠中だった私は、著者の妊娠期間のハードさを傍観者が眺めるようにして読み、出産と育児のハードさに怯えたものだった。しかしだからこそ最後は感動するのだ。おすすめ。
実用書
妊娠したはいいものの、何に気をつければいいのか、出産にはどれだけお金がかかるのか、何も知識がないという方におすすめ。季刊。
初めてのたまごクラブ2016年春号―妊娠がわかったら最初に読む本 (ベネッセ・ムック たまひよブックス)
- 出版社/メーカー: ベネッセコーポレーション
- 発売日: 2016/03/15
- メディア: ムック
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<出産・育児が不安なとき>
エッセイ
読み終えたら、出産も育児も何とかなる気がしてくる。『きみは赤ちゃん』を読んで不安になった人におすすめ。
<経済的なことが心配なとき>
ムック
出産にかかるお金・出産でもらえるお金から、保険の入り方や住宅ローンの組み方まで。鵜呑みにするのはどうかと思うが、あくまで考えるとっかかりにするのに良いかと。年度ごとに新しいのが出る。
赤ちゃんができたら考えるお金の本 2016年版:ムック (ベネッセ・ムック たまひよブックス)
- 作者: たまごクラブ・ひよこクラブ特別編集
- 出版社/メーカー: ベネッセコーポレーション
- 発売日: 2015/10/14
- メディア: ムック
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<妊娠中の食事について知りたいとき>
レシピ本
妊娠中のレシピ本はいくつかあるが、私が使いやすかったのはこれ。後ろについている索引が使いやすい。
<無痛分娩について知りたいとき>
出産に痛みは伴うもの。一度無痛分娩という選択肢を考えてみても良いかも。ちなみに私はこの本を読んだ上で自然分娩を希望することに決めた。
<流産してしまったとき>
エッセイ
流産の悲しみは計り知れない。そんなとき、この本を読むと受け入れ方のひとつの方法をそっと差し出してくれるかも。
<マタニティブルーになったとき>
マンガエッセイ
つらいことはつらいと認めていいんだ、と思わせてくれる一冊。
<その他・小説3冊>
<その他・エッセイ3冊>
熊本地震を受けて私が考えたこと
今回の地震が発生して以来、私は自分と身内を守ることばかり考えていた。私には決定的に自分と家族や友人といった身内より外側にいる人たちのことを真剣に考えることが欠けているのではないか。いつもいつも自分が自分がばかりだから、私は立ち止まっているのではないか。
でもだから今すぐ救援物資を送るとか、募金するとか、そういうことだけではなくて、たとえば被災した一人の人のことを考え続けていくことが肝要だ。阪神淡路大震災のとき、東日本大震災のとき、考えた人は既に違うステージにいるのかもしれない。本当は何も考えてこなかったことを今回突きつけられた。
21年前、神戸から近所に引っ越してきてしばらくしてまたどこかへ行ってしまった一人の転校生はいまどういう人生を生きているのか。大切な人を突然亡くすというのはどういうことなのか。想像するしかできない。家族が、友人が…。人の痛みを自分の痛みとして捉えられているか?日々をそんな風に思いをもって生きているか?
私なりに考えて、長年寄り添った配偶者を最近亡くした叔母のところへ行くことにした。結局会えなかったけど、日常レベルの自分の実際の行動に落とし込んで物事を考える人でありたい。また行こう。
向上心
向上心を持つことは時に良い方向に作用し、時に悪い方向に作用する。
私の人生を振り返ってみたときに、向上心があることで悪い方向へと向かったのは、向上心を持つ人たちばかりの集団の中で、他人と比較することでしか自分を捉えようとしなかったときだった。反対に良い方向へと向かったのは、自分の外に基準を求めずに、自分の中にモチベーションを置いたときだった。
自分自身は向上心を持っていたい。しかし向上心を持つことを人に強要することはできない。自分の中にモチベーションを置いて淡々と生きていくのが良いだろう。
そうなると、自分がどこにいるのかというのは大きな問題ではなくなってくる。どこにいたって自分次第なのだ。