体力

　レポートを書くときはそんなに感じなかったが、暗記には体力がいる。高校の頃、受験勉強には体力がいると先生に言われ続けたが、当時はよく分からなかった。夢中だったから、気にしていられなかったのだろう。そして何よりも、若くて基礎体力が十分あったのだろう。

　また、暗記には時間が必要となる。特定時間での脳の疲労度が、レポート作成と比べて格段に高い。特に、０から覚えるときや、暗記作業を久しぶりに行うときには、集中力が数十分しか続かない。20分から40分ごとに休憩をする。休憩時には、チョコレートや餡といった、糖分を必要とする。この20分から40分の暗記作業と休憩を繰り返す。それゆえ、休憩時間を含めたまとまった時間が必要となる。

　現在は、一通りインプットが終わり、アウトプット作業に入った。ゆえに、１時間ほどは集中力が続くし、脳の疲労度もそこまで高くなくなった。それでも、夕方にはへとへとである。

　一度、午前中と午後早い時間に予定が入り、夕方遅い時間からしか勉強時間が取れなかったことがある。一日当たり取れた時間は同じだったが、効率が非常に悪かった。脳が疲れた状態で取り組んだからだろう。勉強は朝にするのが良いとされる所以を、身をもって実感した。

　今年一年、勉強をしながら体力をつけたいと思っていたが、体力はあるに越したことはないし、どうやら早急に必要なもののようだ。