ちゃらんぽらん日記

日々のあれこれ

原点に返る

 素敵な人に会った。その人とお話して、改めて自分の職業ややりたいことについて考えた。その結果決断し選択したものが二つある。

 一つは、私と夫は当分家は賃貸で構わないということだ。これは夫とも話し合って決めた。私も夫も今の職業に満足していない。だからと言って二人とも今すぐにやりたいことができる状況にはないのだが、いつかそれができる環境が整ったとき、迷わずそれに飛び込んでいけるよう、自由度を高めておきたいのだ。家やマンションを買うとなると、どうしても今の職業を定年まで続けることが前提になってしまうので、その選択はしないことに決めた。

 もう一つは、もう一度日本語の勉強をすることだ。やりたいことは何か改めて考えていて、原点に返ろうと思いついた。私は物心ついた頃から本が好きだった。中学生のときに英語に出会い、言葉や言語、特に母語である日本語への興味が強くなった。しかし、せっかく進学した大学ではそれらの勉強から逃げてしまった。逃げたことにもう一度向き合うことは、長らく私にはできそうになかった。勇気も要った。でも今なら雑音は気にせず自分のペースで向き合えそうな気がする。まず、原点となった一冊を今夜読み返してみようと思う。

 

日本語の年輪 (新潮文庫)

日本語の年輪 (新潮文庫)