ちゃらんぽらん日記

日々のあれこれ

うれしさの理由

 彼と出会えて「話が通じる」という感覚を覚えて、心の奥底から湧き立つほどうれしかった。ふとなんであんなにうれしかったのだろうと考えていて、ずっと孤独だったからだなと思い当たった。彼と話したことというのは何かに対するなんとなくの感想などではなく、孤独に押しつぶされそうになりなってもがく中で、読んで見て聞いてきたことの積み重ねが私に与えてくれたものものだった。私がいまの考えや価値観になったのには一言では表せられない長くそして地道な学びの積み重ねがあってこそで、彼と話すことでそうしたことがやっと日の目を浴びたような気がした。学びは楽しいものだが苦しみも伴うもので、そうしたことぜんぶ含めて、そんなことことばにして伝えなくても「わかってるよ」とあなたはそのままでいいよと存在を認めてもらえた気がした。これからも私が孤独なのは変わらないだろう。その苦しみは自分が背負うしかない。でもこれからは、得た知見を感動を喜びを話せる人がいる。そしてその人はきっといっしょになってそれを喜んでくれる。そう思うと、心から幸せだなと思うわけです。